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第2ボタン
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作詞 戌子 |
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卒業の時君から貰った学ランのボタンを
合格祈願の御守りにつけたのは半年前
別に君の為に頑張ってるんじゃないよ
貰ったボタンは実は第3ボタンだし
別に君からの力が欲しいんじゃないよ
男に頼る程きっと弱くもないし
歩いてきた道は戻るコトは出来ないのに
何度も何度も後ろを向いてしまうんだ
前に光のゴールがあるコトは判ってるのに
この足はいつも止まってしまうんだ
卒業の時君との初めてのツーショット写真は
カメラマンのアイツのせいでピンボケしてたね
でもそれはきっと2人の未来を暗示してて
だってほら 実際当たってるじゃない
でもそれはきっと天使達のヤキモチだったから
だってほら 今もこうして君を想ってる
「あたしにはユメがあるの」
そう言うと君は寂しそうな顔をしたね
君のいない未来で夢が叶ったとして
それでもこの心は満たされてるの?
君の隣で生きることを選んだとして
夢こそが間違いだったと思えるの?
歩いてゆく道に休憩が無いって言うんなら
どこまででも走りきってみせるし
前を向く事がヒトとして正しいって言うんなら
この身はケモノ達よ 御馳走にどうぞ?
卒業の時交わした会話は数少ないし
卒業の時教えたアドレスはとっくに変えた
だけどあの卒業の日
「交換ね」ってあげたボタンは
あたしの第2ボタンなんだ
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