|
|
|
○○。 ねぇ、僕が死んだら 。○○
|
作詞 k×k |
|
学校の屋上、緑のフェンスを背中に、君が笑う。
校庭でかけずり回る子供を、熱のない眼で見て嘲笑う。
冷たい風が吹いた。
「ねぇ、僕が死んだら、」
ガシャン、と、フェンスをつかんで笑って言う。
「君は、」
風が止んだ。息が止まる。
「何を思って、泣く?」
「可哀想だというの?」
「気づけなかった自分を責める?」
「例え、そうじゃないとしても、」
「どれを選んでも、お前はただの偽善者だ。」
気が付けば、君の袖を掴む僕の腕。
思い切り引き寄せたら、転んで。
「じゃぁ、僕が死んだら、」
目を見開く君が見えて、叫ぶ君が見えて、
後のことは、何も知らない。
|
|
|