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長い長いお話。
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作詞 秋醒 |
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私はいつもイライラすると血を見てた。
リスカはしない。見つかると色々うるさいから。
爪のとこの皮がうすいとこ。
少しだけはがれてたらそれを引っ張るの。
そうすれば普通の怪我でしょ?
たくさんは血が出ないけど、血を見たら安心した。
それに指の関節をぎゅって握れば血はちょっとだけ多く出たし。
「あぁ、まだ生きてるんだ。まだ心臓は動くんだ」
そう思いながら血を見てた。
どんなに悲しくても、どんなに苦しくても、
自分が生きてる事に安心した。
もう嫌で、死んでしまいたくて、でも死にたくなくて。
心の中には
「自分なんか居ても意味がないんじゃないのか」絶望と
「自分を必要としてくれる人が現れる」希望があった。
人が、どん底に落ちる事なんて簡単で。
それは全部、人間が関わっていて。
でも、確かにそれを救うのも人間で。
もし、いまあなたの近くに落ち込んでいる人がいたら
話を聞くだけでも良い。その人に関わってください。
気持ち悪いと思われるかもしれない。
煩わしいと思われるかもしれない。
それでも、人間の希望は人間によって作られるんです。
そして、今落ち込んでいる人。
希望を捨てないでください。
こんなの綺麗事です。夢物語です。
それでも、希望を捨てないでください。
だってあなた、今まで何年生きてきたの?
その時間を無駄にするの?
だって、今は100年以上生きられる時代だよ?
世界に何人、人がいると思う?
その全員から必要とされない事なんてあり得ないから。
世界中の人が自分を嫌っている様に思えても、
そんな事はあり得ないから。
そんなの嘘だって思うんだったら、生きてみなよ。
嘘だって事証明してよ。
大丈夫。1人じゃないよ。
あなたの事愛してくれる人、絶対見つかるよ。
偉そうに語ってごめんなさい。でも、生きてください。
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