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ありがとう
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| 作詞 ＲＵＴＯ |
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冷たい風 冷たい雨
傘がない僕は 濡れて家に帰ろうとする
僕が歩く足音 前から誰かが走ってくる足音
僕は前を見る
誰かが傘を持ってきてくれた
友達でも 好きな子でもない 母だった
母が僕に傘を渡した
「早く家に帰ろうね」
僕は傘を受け取り うつむいたままうなずいた
涙が出そうだったんだ
僕はいつも母に何もしてあげていなかった
でも母は僕にいつも優しかった
嬉しかったんだ
小さな 小さな出来事が 僕の胸に付き刺さる
僕は母の手を握った
「ありがとう」
僕はそう小さくつぶやいた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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