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妹の努力 続編
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作詞 わたげ |
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「お兄ちゃん!!」
「・・・・あ?んだよ・・・朝っぱらからうるせえ奴だな」
「はいこれ!」
「・・・・・あ」
桜から差し出されたのは青い箱に白いリボンの箱。
「・・・なんだコリャ?」
「はい問題!今日は何日でしょーう??」
「・・・・2月14日」
「はい!イコールなんでしょう!」
「・・・・あ バレンタインか」
「そ」
「で 誰に渡せばいいんだ?」
「もー違うってばー!・・・これはお兄ちゃんのために作ったのっ」
「まじか!?お前が作ったのか!?」
俺は作っているところを見たから知っているのに
わざわざ驚くマネをしてからかった。
「そうよ!私が作ったの!」
「・・・・へえ。じゃあちゃんと腹の薬買わねぇといけねぇなぁ」
「お兄ちゃん!」
「はは バーカ嘘だっつの」
「・・・・開けてみてよっ!!おいしくないわけないんだから!じゃね!」
「・・・・」
俺は黙って包みを開けた。
中身は見たとおり、横長の板チョコに
“お兄ちゃんへ いつもありがとう”
と 書いてあった。
俺は少し照れくさかったが 嬉しかった。
すると、チョコの下に手紙が挟んであった。
『お兄ちゃんへ
このチョコの材料知ってる?
正解はただの板チョコ!
それにデコペンで文字書いただけだよ〜ん☆
でもねー ひとつだけ、私にしか使えない材料があるんだよ!それがこのただのチョコをおいしくしてるのさっ☆
正解はー・・・・
やっぱ秘密〜♪えへへ〜♪
by 桜 』
さて
桜の使った材料はなんでしょう?
皆さん考えてみよう
俺はすぐに分かったぜ
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