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鞄ひとつぶん
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作詞 鳥月風花 |
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毎週木曜 p.m.10:00
塾帰り 電車に飛び乗る二人
あなたはいつも 一番端に
私はいつも あなたの鞄ひとつはさんで
遠慮がちに その隣に
二人の距離は
とても近くて 酷く遠くて
ねえ
あなたの視界の片隅にでも
私は 入っていけていますか?
踏み込むのは 怖いから
伸ばした手が 震えるから
ただ 鞄ひとつぶんの距離保って
電車に揺られて 約20分
ポツリポツリと 言葉を漏らす
あなたはいつも 生返事ばかり
なのに突然 とても綺麗な笑顔浮かべて
考えなしに 私に向ける
知らないでしょう?
その度私が 泣きそうになる事
ねえ
時折浮かぶ笑顔の傍に
いつまで私は 居られるでしょうか?
無邪気なそれが 愛しいから
失う瞬間(とき)を 恐れてるから
ただ 鞄ひとつぶんの距離保って
ただ あなたに囚われて
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