|
|
|
Faint
|
作詞 中稲 |
|
交差点の真ん中に立つ君に尋ねる
「君は誰なのかと」
返事の無い君をそこに置きざりにして
白と黒の交互に続く歩道に印を付けながら
歩く僕はふと気が付く
何のための印なのかと
星の消えた夜空を見上げて気が付く
何が足りないのだろう
足を止めてあるはずの宝石を捜す
そして気が付いて振り返る
僕に足りないものは
赤い目印を頼りに走り出した僕
交差点の真ん中に佇む君を見つけて
力いっぱい抱きしめた
弱い自分を認められない弱い僕は
君を捨てて強さを求めた
弱さも強さも受け入れて一人の僕なのだと気が付いた
目印は何のため?
僕と君のための目印
僕は僕になるために君を捨てて
君は君になるために僕を待つ
君と僕、二人で一つ
涙を流す事も強さだという事を
僕は君に教えられた
もう一度この交差点を渡ろう
今度は君と二人で
君はそっと微笑んだ
|
|
|