|
|
|
色素Χ
|
作詞 ROSE TONGUE |
|
パレットに並べられた色が
あたしの視界にセロハンを貼\る
偏見に塗り上げられた世界の
白いカンヴァスは濁っている
正義だとか悪だとか
愛情とか欲望とか
余りに目を向けるものが多すぎて
原色なんてもの程遠い肖像画
あなたの瞳(め)や声を受け止め
是も非も引き分けにして見た
あの夕日の紅もあたしの色素なんだろう
鮮やかに中まで彩る
秒単位が急かすように
目まぐるしく移ろう世の中
あなたの足音を聞いただけで
止まってしまうあたしの時間
勝ちだとか負けだとか
正解とか間違いとか
そんなつまらないもの如何でもいいと
あなたの笑顔見るたびに思うよ
あなたが言葉や思想を守り
その視線の先にとらえた
明け方の青もあたしの色素なんだろう
手のひらの温もりを彩る
|
|
|