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月の魔力
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作詞 心恋 |
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大きく黄色い満月の夜
私は一人 水辺にうずくまり
湖に映った
自分の顔を見る
月の魔力に 操られてか
私は 水辺に身を乗り出し
湖に映った
自分の顔を もっと もっと よく見ようとする
そこに映るは
いつもの自分の顔で
でも どこか 悲しげで 壊れてしまいそうだった
どこからか 何かが飛んできて
湖の私に落ちた
すると
波紋を描(えが)き 私は―\―\―\消えた。
ああ、私もいつかこの私のように
消えてしまうのだろうか?
ああ、私もいつか貴方の心から
消えていくのだろうか?
そう思うと 私の視界は 涙でぼやけ
前に何があるのかさえ 分からず
月明かりでさえ 眩しく感じた
月の魔力に踊らされて
今宵も 我を忘れた者が集(つど)う
一人 また 一人と
月の魔力に魅せられて
その瞳から とどめなく 涙が流れる
一筋の涙は やがて
運河のごとく 広がっていく
夜空には ぽっかりと 月が一つ
この月は 何を 見ているの?
月の魔力に犯されて
今宵も 悲しき者が集う
月は 意地悪だ
人を 私を こんなにも 不安にさせるのだから
月の魔力・・・それだけでは 終わらない。
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