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キモチ
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作詞 深緋 |
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待たせたね
髪を切った君が にかっと笑う
久しぶり
学生時代 そのままの笑顔
まるであの頃に戻ったみたいだ
夕焼けの教室 仲間達とたまりながら、くだらない話をしてた
君はいつもその中で 誰よりも眩しく輝いていた
気づいてくれ。僕のこの心に
悪態つくのもキモチの裏返しなのさ
あの時君に 言えなかった言葉
今も胸から溢れ出しそうなんだ
結婚するの
嬉しそうにはにかんで、そっと呟く
すぐ終わる
動揺隠して ふいと吐き捨てる
こんな言葉だって言いたくないんだ
怒り笑う君に 僕のキモチは届いているんだろうか
「だからそれやめて、オレと一緒に」
その言葉を
気づいてくれ 少しだけでいい
ただ君を少し立ち止まらせたいのさ
見たくない 君の薬指は(=そのやくそくは)
奪い取って 連れ去りたくなるから
友達としてしか見られてない
でも ずっと 好きだった
気づいてくれ 幼く切ないこのキモチ
今君をすごく抱き止めたいのさ
でも僕の腕は 少しも動かなくて
「また今度」って 顔を上げて呟いた
憶えていて 記憶の片隅に
次を無くした男の この笑顔を
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