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雪ウサギ
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作詞 心恋 |
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夜にいっぱい雪が降った。
いっぱい積もった。
真っ白な世界、
いつもは地面が覗いているところも
今日は特別に真っ白で、
何故か・・・嬉しかった。
あたしと君は幼馴染―\―\で、恋人同士。
あたしは、寒いのも気にせずに手袋をはめあるものを作り始めた。
すると君は「ホットカル○ス」を飲みながら
「ホンマ、オマエって子供やな。
こんな寒い中ンなことしてるとか、アホやろ?」
とか、ほざきやがった。
「うざ。マクドのハッピー○ットのオマケほしい
とか思ってるヤツに言われたくないわ。
ちなみに、あたし、アンタより成績いいから♡
ごめんねー?偉くて♡」
って言っちゃった。
ホンマは、かわいいこと言いたいのに。
こんなこと言いたくないのに。
あたしは、恋に不器用なようです。
「オマエのがうざいわ。はっ、今に見てろよ?!
成績だってオマエんこと抜かしたるから!!」
って、返してくる君も大分 子供やと思うねんけどなぁ。
なんつー恋人らしくない会話。
そんな言い合いをしてるうちにも、
あたしの手(口もやけど)は休むことなく
「できたーーー♡♡」
ついに、ソ\レは出来上がった。
「んー、何作ったん?」
って君は来たけど、いざとなると恥ずかしいから
「は、ちょ、見たアカン!!」
って、隠してしまう。
でも、女と男では力の差ぁとかありすぎて
あたしの抵抗もむなしく見られてしまった。
ソ\レを見た君の顔は赤くて、
「コレ・・・俺とオマエ?」
って聞いてきたけど、あたしも恥ずかしいから声が出なくて
ただ、頷くことしかできなかった。
「案外かわいいとこあんのなぁ。オマエ。」
「黙れ。かわいくなくて悪かったですね!!」
ってまた、憎まれ口をたたいてしまう。
「でも、まあ、そんなオマエがスキやねんけどな。」
とかサラッと言うもんやから、
「ハッ?!いや、その、あー////」
意味不明な言葉が口から出てきた。
あたしが作ったのは、寄り添うように並んだ
二つの雪ウサギ。
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