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忘れもの
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作詞 夢紡 |
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割れてしまった思い出を 震える手先でかき集める
破片で切れた掌が 赤く染まっていたけれど
雨に打たれて消えてった すべてを奪っていくように
両手で砂をすくっても
零(こぼ)れないのはわずかな真砂(まさご)
全てが零れて始めて気付く
砂の重さというものを
凍える身体を打ち付ける雨が 心によく染みる
終わる前から分かってた 分かる前から知っていた
あなたが最後に残したものは 思い出という名の忘れもの
両手であなたをすくっても
零れないのはわずかな思い出
全てが零れて始めて気付く
あなたの重さというものを
知らずに心を満たしてた あなたの影が消えたとき
雨に紛れて溢れ出す 涙の雫(しずく) 忘れもの
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