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儚き思ひ
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作詞 文月 |
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もしこの世が無くなったとしても
私の想いは残るだろう
果てしなく広い貴方への想いは 消えることを知らずに
もし風が吹く中私が振り返ったとしても
貴方の姿は見えないだろう
何処かへと消えてしまった貴方のことを思い出しながら 私はまた歩く
新しい一日が始まって また終わる
何もせずに只息をしているだけの私に
貴方が居たらなんて云う?
きっと微笑って私に手を差しのべるのだろう
そうやってまた 遠き日のことを思い出して
もし瞼を閉じたのならば
真っ先に貴方の姿が見えるだろう
それは只の 残像でしかないけれど
それでも少しは 幸せになれる
もし夜の星に流れ星が落ちて 願い事を三回唱えれば
本当に叶うのだろうか 少しの期待を持って
私は毎晩星を眺める ただひたすらに
広い部屋に一人ぼっちで 人形のように動かないで居る私を
貴方が見たらなんて云う?
きっと困った顔しながら 手を引いて外に連れ出すのだろう
そうやってまた 有り得ないこと考えて
何時しか年月は経って もう残像ですらも見えなくなって
そのときやっと 私は泪を零すのだろう
貴方はもう居ないと 確信を持って
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