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沖縄の心、思い、願い
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作詞 疾風 |
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空が青くて 海も青い
それが当たり前だと思ってた
けど 外に出て気付いた
当たり前、じゃ無かった事に気付いた
TVを見て思った
「“あそこ”は怖い・・・」 そう思った
ニュースを見て思った
「“あそこ”には行きたくない・・・」 そう思った
父さんが言った
「“あそこ”には行くなよ・・・?」 私は頷いた
行きたくない、と本気思った
6月23日 正午に黙祷を捧げる
その時 町は静かになる
一瞬だけども 悲しみの色が町を包む
南風(はえ)に乗った月桃の花びらが 届けに行く
海の彼方に 悲しみを届けに行く
“あそこ”の人々に 届いているのだろうか?
私達の悲しみに 気付いているのだろうか?
・・・・・・気付いて欲しい
『命どぅ宝』って知ってますか?
『命が何より大切』という意味ですよ
“あそこ”の人たちは 知っているのかな?
私達の悲しみも 亡くなった人の悲しみも
生きたくても死んでしまった人の悲しみも
知ってるのかな?
「生きてるって楽しい?」
オバーに聞いた
「楽しいよぉ。生きてているから楽しいさぁ」
笑顔で答えるオバーの声が嬉しかった
「長生きしてよ、オバー」
そう言うと オバーは頷く
笑顔で 頷く とても とても優しく
沖縄の悲しみは 色褪せることなく
今の世まで受け継がれている
今度 私達の番
上手く受け継がせることが 私達の使命
『命どぅ宝』も守る為 悲しみを忘れない為
届いているのかな 気付いているのかな
みんなに この国の悲しみ 分かってもらっているのだろうか?
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