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浅き夢
作詞 omoigusa
1.
瞳閉ざせば浮かび来る
凛としたあの後ろ姿
溜息混じりに吐き出す台詞は
亡者の呻きに相違ない

暗闇に浮かぶ姿は
いつの間にか届かない距離に
言いかけて止めた言葉を
噛み締めて目を開ける

季節外れの寒空が
孤独な部屋へ舞い落ちる
二人分の体を癒した
ベッドも今は涙漬け
無色透明な朝の風
泣き濡れた頬を干やしていく
2.
右手に残り離れない
息を飲むようなあの温もり
思い出す度胸を包むは
惨めな程の嫉妬心

三ヶ月前の手紙が
最早遠い想い出のように
なみなみと溢れる雫に
ぼやけて明日が見えない

通い慣れたこの道が
何故か歪んで目に映る
体中で感じた人は
遙か遠い空の下
ひび割れた仮面の道化師
崩れる心に背を向ける

空腹に沁みる酒も
空白を埋める煙も
稚児に等しい哀しみが過ぎる
一生の想い出も
他愛ない我が儘も
割れたガラスとして胸に刺さる

季節外れの寒空が
孤独な部屋へ舞い落ちる
二人分の体を癒した
ベッドも今は涙漬け
無色透明な朝の風
泣き濡れた頬を干やしていく

ひび割れた仮面の道化師
崩れる心に背を向ける

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 浅き夢
公開日 2006/01/03
ジャンル ポップス
カテゴリ 恋愛
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