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偽善
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| 作詞 omoigusa |
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1.
噛み付く牙を無くした
自由に動く両手も無くした
最早俺に強さはなく
かと言って優しさと呼ぶ物も無い
錆び切った剣の様に
当たらない銃の様に
何の価値も無い自分
そう思うと何故か笑えた
見通せる目を無くした
広く感じる勘も無くした
最早俺に力はなく
かと言って代わり得る物も無い
砕け散った瓶の様に
張りの無い弦の様に
何の価値も無い自分
そう思うと何故か泣けた
面倒臭い思考なんて
一瞬で終わらせられる
でも、引き金は引かない
俺が死を欲してるから
自分の命を差し出して
君の命を受け取った
それでさえも所詮は茶番
地獄に俺を繋ぐ鎖
2.
歩き抜く意思を無くした
早く動く足も無くした
最早俺に心はなく
かと言って取り戻す気も無い
俺は所詮負け犬だから
俺は所詮狂人だから
何の価値も無い自分
そう思って目を瞑った
米神に銃口を当て
ゆっくりと激鉄を起こす
でも、引き金は引かない
俺が死を欲してるから
命を断てば救われる
だから命を受け取った
これでさえも所詮飯事
俺の自由を縛る手枷
自分の命を差し出して
君の命を受け取った
それでさえも所詮は茶番
地獄に俺を繋ぐ鎖
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