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教室にて。
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作詞 瀬良 |
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次の授業は社会
予\鈴まであと・・・30秒
「この野郎 俺は眠いんだ!」
誰に向って言った?俺・・・
そんな俺の悲痛な叫び 誰も聞いちゃぁいねぇ
非情に鳴った チャイムの音 扉が開く 音を立てて
おいでなすったぜ 老教授
「さぁ 今日も始めようか」
穏やかな微笑で 彼が言った
教授許せ・・・ 俺は眠い
席は窓際 最後列 昼寝にもってこいな場所だ
脳内で葛藤してる俺 天使と悪魔が口喧嘩
天「駄目だ寝るな!!エリザベスに呪われる」
悪「良いじゃねぇか少し位・・・ 昨日は徹夜してたんだ」
天「どーせまた本読みふけってたんだな」
悪「あぁそうさ、文学少年を眠らせてくれ!」
天「ハッ、永遠の眠りについちまえ」
結局悪魔が勝ち誇り 俺の中で胸を張っている
悪「さぁ寝ろ自分!威風堂々!」
了解!任せろ!簡単だ!
心で叫び いざ机!
冷たいのがまた 心地いい
遠くなる教授の大演説
嗚呼俺 今 凄く幸せ
誰だ?俺を呼んでるのは?
暗闇の中から声がする
野郎!正体見せやがれ!
現われた 教授に似た神様
「コラ起きなさい 人が話しているのに」
「良いじゃないですかここ 夢ですよ?」
「何を言っておる 今は授業中 私は話していたんだよ」
瞬間走る 頭への鈍痛
うぁ何だ? 何が起きた?
「終わったら 速攻Go to 職員室」
笑う教授の笑顔の裏
黒い物がふと見えたような?
授業の終わりまで あと30秒
眠気は既に 吹っ飛んでいた
背筋を伝う 嫌な予\感
悪「負けるな 戦え少年よ、お前にやれない事は無い!」
天「だから言ったろ、寝るなって。 何が起きても知らねぇぞ」
無責任だな、お前ら・・・
呟き走る、職員室まで。
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