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晴れの中のジャンプ傘
作詞 アウトレット
カレンダーの日付の下 赤いインクの「デート」は
どしゃ降りの大雨に流されて消えていった
その時僕の部屋に鳴り響く電子音は
彼女の家からの電線を通ってきた

お気に入りのジャンプ傘を僕は握り締めて
さっき音声信号が通った電線を辿る

跳ね上がる水にびしょ濡れになる僕の足は
水溜りに映る電線をただなぞってく
慌てる心と両足に急かされて 
ジャンプ傘の下にはずぶ濡れの僕


迷路のように入り組んだ電線を選び抜いて
どうにか発信源の彼女の家に到着
役立たずのジャンプ傘はとりあえずたたんで
濡れた手で扉をノックした

高鳴る胸と期待を抑えて
扉の開く音を待ち望んでいたら

傘をドアの隙間から差し出してきた
よく見ればいつしか僕が失くしたジャンプ傘
忘れてたわよと言う君の優しさが 
濡れた僕にはとても痛いよ

いつしか雨は上がってて 見上げる僕の両手には
色違いのジャンプ傘
頭上ではあざける様に燦々とお日様の笑顔

持ってきた方のジャンプ傘を僕は差した
太陽の笑顔からみじめな身を隠す為だ
傘を差してるのにずぶ濡れの僕は
晴れの中のジャンプ傘の下に 
置き去りの雨を残し続けてる・・・

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 晴れの中のジャンプ傘
公開日 2005/12/24
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 今日も傘を忘れました・・・。そうしたら、こんな詩が浮かんできました。読んでもらえれば嬉しいです。
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