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あの人からの着信
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作詞 ♪葉♪ |
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寒い風と 冷たい空気が 窓の外で音を立ててる
コートに腕を通して マフラーを軽く首に巻いて
外に出たら 雪が降ってた
私は空を見ながら 手袋で温まった手を そっと空に
かざしてみる
せっかく温まった手なのに 雪がこんこんと私の手に
降りてくる
ブーツを何度も雪に引っかけ 私は前へと進んでく
寒いけど あの人に会える あと少しで ずっと想い続けたあの人と
目の前は 寒さで白くなった私の息と 雪だけ
真っ白な世界の中 公園が一つ目に入った
ここで 会える
公園に近づくと共に 黒いコートの人が見えた
”あ・・・・っ ”
嬉しくて 声が出なくて ひたすらその人の元へ走っていった
笑って迎えてくれたけど 今日でさよならなんだよね
それを言うためにここでまち合わせたんだもん・・・
雪と 風とが ピタリとやんだ
まるで この人の声がよく聞こえるように、と
相手の方から 別れを告げてきた
私は 最後の笑顔を見せて その場を去って
泣いちゃうよ
体中の力が抜けて がくんと膝を雪の上に落として
私はひたすら泣いていく
落ちた涙が 真っ白な雪の上に落ちて 雪を溶かす
現実を見なきゃいけないから それが辛くて。
でも 私はこれで 一つの「運命」を乗り越えた
コレが力になるんだったら 私 後悔しないよ
私のコートのポケットで 携帯電話が静かに鳴った
今日も雪がこんこんと降る 私は貴方と別れた公園へ
またひたすら走る事になる
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