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お父さん、ありがとう
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作詞 なもり |
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家族の誰かかが突然いなくなる事が
こんなに私達の心をからっぽにするなんて、
突然すぎて私は涙も出なかった。妹もお姉ちゃんも
わんわん泣いてるのに
私はただ突っ立っている事しか出来なかった・・・
お母さんは先生にすがりついてお願いしてた
「たすけてください」って
その時私の目は涙で溢れた
目の前のことが信じられなかった
いつも笑っていたお父さんの手はほんとに青白かった
父はバイクが好きだった。大好きだった
1日中バイクで走り回っていた時だってあった
でも、必ずチョコレートを買ってきてくれた。
理由は私が一番好きなものだったって聞いた事がある
知ってたんだね。私の事。
なのにどうしてありがとうって言えなかったんだろう。
今ならこんなにもこぼれてくるのに・・・
ねえお父さん、どうしてこんな早く行っちゃうの?
まだ現実が受け止めきれないけど、安心してよお父さん。
私はまだ働ける年じゃないし、頭悪いから勉強だってあんまり出来ないし、
友達の悪口だって、お姉ちゃんとケンカもしちゃうと思うけど、
家族を悪く言うような人は絶対許さない。
お父さんの分もみんなで頑張るよ
だから心配しないでね。そのかわり私達のこと見ていてね。
がんばるよ。私達
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