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Piercing
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作詞 緋澪 |
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君への想いが薄れてきた、と突然気付いてしまった。
泣くことも少なくて、叫ぶこともない。
君の言葉で何度傷付いただろう。
その振る舞いで何度涙したか。
もうその痛みも薄れてきたんだ。
ほら、もう泣けない。
ピアスを、あけたんだ。
あの痛み、忘れたくなくて。
もう一度、痛さに夜通し泣きたくて。
一晩中、君を想いたくて。
痛いのは一瞬だったよ。
泣けるはずもない。
でも一瞬、確かに君を思い出した。
君の言葉は痛かったんだけど、
泣けることは幸せだと思う。
ピアスの痛みじゃ泣けないよ。
ただ、一瞬君がよぎる。
もう一度、痛さに夜通し泣きたくて。
一晩中、君を想いたくて。
目を閉じて、ピアスをあけたんだ。
ほんとは、君の手であけてほしかったんだけど。
ピアスを、あけたんだ。
あの痛み、忘れたくなくて。
もう一度、痛さに夜通し泣きたくて。
一晩中、君を想いたくて。
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