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悲哀冬、孤独雪
作詞 きなこ餅
凍えそうな日 貴方の手を握りしめてた
白い息は空へ舞い上がり 消えて行く
空いている掌には白い螢がふわりと積もり 溶ける

「これが夢だったなら…」 涙を流していた
遠くへと去り行く貴方の後ろ姿に
何度も 何度も行かないでと 叫び続けた
雪を溶かす涙 静かに泣いて

帰り道は何万キロメートルより遠かった
貴方と居たときは 早すぎたのに
肩に積もる雪を振り払おうともせず
私は滲んだ白い世界を 黙々と歩き続けた
コレは夢じゃない 私は一人きり

晴れ渡る空 昨日の雪が嘘みたいで
白い雲は空を泳いでる 何処へ行くの
みんな みんな私を置き去りにして行くの…また 泣いた

私の想いなんて一つも知らないくせに
横断報道 渡り昨日の貴方を思う
私の 時間を返してよ 今じゃ戻らない
愛を覚ます風 確かに冷たい

コレから先私は何に縋り付いて生きれば…
私の夢も消え 雪と溶けてく
瞳に溢るる涙 拭おうともせず
私は翳んだ淡い未来に 背を向けて歩き去るの
コレが私じゃない 心は震える

空は澄み渡り 私に光を浴びせる
それでも地に落ちる影は ひとつ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 悲哀冬、孤独雪
公開日 2005/11/06
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント こんな冬なんて 私は望んでは居ない…
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