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WINTER * VIEW
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作詞 亜李栖 |
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寒くなってくると、
みんなウキウキわくわくが止まらない。
指の先や、鼻の頭、
耳やほっぺが寒さで紅潮し始めると
何だか温かい気分になる。
もう1年を振り返り始める。
ああ、今年も早かったなぁ・・・もうこんな季節か。
息を吐く回数も増えてくる。
ラストスパート、あと2ヶ月!
ほっかほかの肉まんや、温かいココア・・・
ぬくぬくした毛布が恋しくなって
朝は布団から這い出せない。
もっと時が過ぎると
街はぶ厚いコートに
身を包んだ人達でいっぱい。
首に巻きつけた
色とりどりのマフラーが背中でゆれる。
息の白さも目に見えるようになり、
日の光さえ寒く感じる。
学校や職場ではストーブが燃え、
みんなで手をかざして温まる。
心なしか、オレンジ色の
優しいライトを照らしたみたいに
空間全体が温かくぼやけて見える。
更にカレンダーをめくる頃になると、
手袋や耳宛も自然と目に入る。
もうそろそろ初雪じゃないか、
なんてそわそわし始め、
街は陽気な音楽と
綺麗なイルミネーションでいっぱいに。
ショ−ウィンドウには
可愛いプレゼントが並び、
子供たちの喜ぶ顔が映る。
家のドアにも、
緑と赤のお馴染みカラーに
包まれたリースが顔を出し、
より一層気分を盛り上げる。
外から見る家の中の様子は賑わっていて、
端っこにはデコレーションのお人形や
大きなツリーが見える。
手の届かないツリーのてっぺんには、
願いを乗せた星がキラキラと輝く・・
ポットから出る湯気を見て、愛しいと感じたら
それは「冬」の始まりだろう。
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