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あなたに出会う命日の、空
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作詞 霧闇 |
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毎日、下手な作り笑顔で
寒い日常を生きていました
触れてくる手に、「触れるな」と
思いながらも口には出しません
ある日、先生が言いました
「自分の気持ちに嘘ついちゃだめ」
ならば、カッターを貸してください
「何に使うの?」不思議そうにいいました
手首を切り落として
あっちに逝くのです
流れ出した血が 人と同じ色
吐き気を催しました
あなたは、快晴の空の下
必要ない下等生物に
光る銀色に串ざされ
どこ、どこ、どこ、どこ?どこにも居ません
その日、先生は言いました
「生きたくても生きれない人が
この世にはたくさんいるのです」と
僕が死ななければその人たちが
甦るのですか?生き返るのですか?
居ない彼女に、会えるというんですか?
手首を切り落として
あっちに逝くのです
流れ出した血が アレと同じ色
吐き気を催しました
手首を切り落として
あっちに逝くのです
彼女が一人で 泣いてる気がして
もうすこしだけ、ね? 今、逝くからさ
そんなことであのこが
喜ぶと思うの?
先生が言った 思いはしません
でも、あっちに逝かないと
彼女の涙さえも
拭えはしないのです
孤独は嫌いだ 泣いていたから
液体、弾ける音がしました
あなたに出会う命日の、空
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