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幻の喫茶店
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作詞 藤基(とうき) |
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幻の喫茶店のお客様は
いつだって一人同じ人
ご注文はいつも同じで
カプチーノとサンドウィッチの二つだけ
食べ終わってからは僕と二人で おしゃべりタイム
幻の喫茶店のお客様に
いつだって大人はいない
あの子もだからいなくなる
カプチーノとサンドウィッチも作らなくなるんだ
わかってるけど こんな時間が続けばいいなって
そう願ってしまうんだ。
あまりにも「今」が幸せで
それを失うのがとても怖かった
幻の喫茶店のお客様は
今はいない
あの子は来ない
大人になったんだ
ひっそり一人で泣いていた
カプチーノとサンドウィッチを作って
一人泣いていた その時
幻の喫茶店のドアが開いた
あの子かなって期待したら
あの子によく似た女の子
カプチーノとサンドウィッチ 一つずつ
女の子は笑って僕に言った
僕はいつの間にか
笑っていた
女の子と一緒に
笑っていた
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