|
|
|
積木
|
作詞 タカコ |
|
薄明かりのビルの窓と
ゆらゆらと揺れてる街灯
サラサラと音が流れてく
何もない日々はまさに
何もない僕の胸を
えぐってただ笑っている
昨日と今日の間
ほんの少しの隙間で
君を失ってしまった
君の時間をずっと積み上げて
喜んで二人で見ていた
それはちょうど僕の時間と
同じ高さで
そして突然の強風で
崩れてしまった君の時間
高く響いてその音を
僕は忘れない
闇の中のネオの瞳と
ジリジリと音立てる街灯
ペラペラの夜が過ぎてく
隣のいない日々はまさに
もえつっきた僕の頭を
殴ってただ笑っている
昔と今の間
膨大な時の中で
大事なものを失った
君の時間をずっと抱きしめて
泣きながら一人で見ていた
隣に高くそびえている
僕の時間を
そして君に分け与えたいと
叩き壊してみようとした
堅く重なり合ったその感触
僕は忘れない
カーテンからもれ出る光と
だらだらと流れるラジオ
スカスカの僕が眠っている
夢と現実の間
わからない時間の中で
また繰り返してしまった
君の時間を積み上げて
もう一度笑おうとしてみる
重ねることの出来ない
僕の時間
二度と会うことなど出来ないと
悟ったときと向き合うよ
二人で笑っていた日々を
僕は忘れない
積木(時間)を重ねて
歩き出すから
君を忘れない
僕は 忘れない
|
|
|