|
|
|
★そうじ★
|
作詞 729 |
|
掃除をするのは 二人だけ
他の人は さぼって いつも
私とあなただけだった
大変だけど とても楽しかった
授業が終わり わくわくして
校長室の扉を開けた
そこには もうあなたが来ていて
掃除を始めていた
二人とも ほうきをして
ほうきの取り合いに なった事もあった
いつもくだらない話をして
笑い合った
時には テストの事で
お互い競い合ったり
時には 身長の事で
あなたの方が 低かったのに
いつの間にか 同じくらいになってて
抜くか 抜かれないかを
言い合ってた時もあったり
私が体調の悪い時には 心配してくれたりもして
あなたは 優しかった
3ヶ月しか出来ない このそうじは
とても 大切な時間だった
2学期になると 班も変わる
もう 一緒にそうじをする事は無いんだ
そう思うと 落ち込んでしまう
班が一緒でも 席が離れてたから
あんまり授業中とか 話したりする事は無かった
けど そうじの時だけは
話すことが出来るから
あたしにとっては 嬉しい時間だった
あなたがゴミを集めてると
「729さん、ゴミ取って!」っと
私になぜか頼んだ
「自分で取りなよ〜!」って
俯いて 文句を言いながらも
ゴミを取ってたあたし
顔を上げてたら
絶対あなたの顔を見れないだろう
だって嬉しくて 顔が赤くなってたから
そうじが終わると あなたは
友達の所へ行っていた
本当はもっと 話がしたかった
くだらないバカみたいな話だけど
それがすごく楽しかったんだ
今日あなたと話した会話を
思い出して 笑ってるバカみたいな自分
明日もあるそうじ 明日はどんな話が出来るかな
そんな事ばかりを 考えてしまう
片思いって 楽しいようで切ないなぁ
|
|
|