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落つ花火
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作詞 霧闇 |
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抱きしめて慰めたかった
ああ でも時間が 許してくれない
「逝かなきゃ」笑った君が
ああ 悲しすぎて 声なんて出ない
あの夏 咲いた花
一瞬の命 輝いて消えた
尾を引いてただ、舞い上がる
揺らめく月よ ひととき 夜空を譲れ
輝いた後どこへ行く?
大事な君の 亡骸 夜空に溶ける
感嘆の声の中
さぁ お別れの時間だ
皆よ惜しめ その縁を
死を恐れよ 泣くといい枯れるまで
その涙はこの夜空に
七色に輝くから
僕は
尾を引いてただ、舞い上がる
揺らめく月よ ひととき 夜空を譲れ
泣き叫ぼう生の終わり
大事な君の 居る場所 逝けるのかなぁ?
煙、残して、舞い降りる
砕けた僕の 亡骸 泣けないけれど
抱きしめて慰めてくれた
ああ 暖かさが 僕を解き放つ
「おかえり」笑った君が
ああ 愛しすぎて 涙しか出ない
輝き 死んでいく 落つ花たちが
並んだ 風が揺らす 火薬の匂い
「しあわせ」笑った君は
ああ 「抱きしめて」
仰せのままに
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