|
|
|
遠い唄
|
作詞 k-69 |
|
気付けば君の名前を呼んでいて
視界が揺らいで見えます
届かないと知った恋なのに
届けばいいと望んでしまいます
伝えた気持ちは宙を泳いで
音も立てずに沈んで 割れて
ぼろり と 崩れてゆきました
口ずさむは君の唄
よく耳にした よく知った声で
透き通って聴こえたのに 今は濁るばかりで
白濁の中に消えていけば 楽になれるのにと
思いを寄せては 帰されて
盲目の詩人が 恋人に綴った唄
それは盲目ゆえに 形に表\れるものではなくて
心で聞く唄だと ゆっくりと微笑みました
それだけは唄 遠い唄
届くはずがない 遠い唄
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|