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のらねこ
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作詞 赤いベンチ |
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半年くらい、前のことかなぁ?
友達と一緒に、習い事行ってて、その帰りに、
ある一匹ののらねこに会いました
首輪も鈴もなくって、でも、ちょっと太ってた。
そして、冷たくなってた。。。
どこのネコかも分からない、ただののらねこなのに、
私と友達は、自転車のかごにタオルを敷いて、
のらねこを乗せて、ある広場へ行きました
雑草がいっぱい生えてるから、
見つからないと思って。。。
のらねこは、イヤだったかもしれないけど・・・
それから、二人で一生懸命掘った。かたいかたい土を・・・。。。
スコップとかもなくて、
ただ近くにあった、ペットボトルとか、
道具になりそうな物を使って、
ただののらねこのために、二人で掘り続けた・・・
手が痛くて痛くて、途中でやめようかとも思った
「こんなのらねこのために・・・」って。
でも、のらねこの顔を見たら、
幸せそうな、苦しそうな顔をしていて、
ただただ、助けてあげたくなった。
自分が出来ることは、ただひとつ。
のらねこの幸せを願うこと・・・・
そっと、浅めの穴に、のらねこを入れて、
そっと、そっと、埋めてあげました。。。
二人して、手を真っ赤っかにして、
笑いながら、帰ったっけなぁ・・・
「いいことしたね☆」って。
気のせいかもしれないけど、
帰ってる途中に、何かが聞こえた。
「ありがと・・・」
のらねこの、声かなぁ?
幸せでありますように・・・・
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