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輪廻の中で花が咲く
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作詞 霧闇 |
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もう 君に伝えられないけど
落ち葉が舞い散る 葉に命などないだろうけど
瞳に残酷に写る 世界に見放された子が
ひとりひとり堕ち逝くようだ
その姿は今 僕に重なって見えるんだよ
明日の朝にはもう僕は 僕という名の物語
その最後のページをめくるよ
君はまだ来ない きっとまだ学校だろう
いつも思うんだ 君の涙を見ずに逝こうと
けれどいつだって恐怖が邪魔するんだ
愛するあなたのその声で
さよならと告げてほしい
愛してと縋りつく僕を
イラナイと突き放して
そんな強がりを
目を閉じる前に言えたらいいな
月が沈みそう 死神の声が聞こえそうだ
臆病な僕は怯えて 君を呼びながら震える
ぽつりぽつり世界が落ちてく
君の涙なんて 見たくないんだなんて嘘
僕が消えたとき 消えないでと呼んでほしい
僕の前から世界が無くなるまで
愛するあなたのその腕で
消える僕を抱きしめて
割れ落ちる世界の中でも
君の涙だけはまだ
消えずに光って
強がりなど一つも言えなくて
もう 君に伝えられないけど
君のいない時間は死ぬほどに
怖かったんだ
助けてと縋る声は君に
ここからじゃ絶対に届かない
愛する君のいる場所から
見放されて堕ちていく
必死に手を伸ばしたけれど
もう 君に届かなくて
愛するあなたのその腕で
消える僕を抱きしめて
春が来たら落ち葉は花に
新しい生命へと
生まれ変わるから
僕は君の中でただ願うよ
君の好きな花になれたらいいな
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