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ラララ・ララ
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作詞 綴 ヒト |
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『雲がひとつもないよ』
君が さも面白くなさそうに言う
たとえ話が好きな君のこと
それは仕方ないか
飛行機雲は帰る天使の足跡
羊雲は良い夢が見れそう
少し危ない気もする
だけど やっぱりラララ・ララ
太陽がまぶしくて加速する
自転車を漕ぐ 僕の両足
不器用な君つま先
ちょっとだけ当たる
頼りない僕らにも君の言う
世界が味方するなら
雲のように 軽く運べそう
雨が降るとはしゃぐ君だ
びしょ濡れ お気に入りのTシャツ
だけど 僕の心配は
薄いシミのように気にしてはくれないね
もしこれが全部演技だったなら
それはそれですごい気もするけど
そうとは思えないわけがある
人前 メイク落ちても感動しっぱなし
派手に転んでも 擦りむいた傷を
そっとひと舐め
今夜浮かんだ半月を
“誰かに勇気あげたのかな”と
君がまた“らしく”呟いた
何かがまぶしくて加速する
これ以上は進めないよと
たまに吐く弱音も
一つ一つの言の葉が
包み込んでく
今日も僕をおかしく振り回す
君はやっぱり危ない気もする
だけど ラララ・ララ
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