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『さよなら』のたった一言で
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作詞 逢水高陽 |
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砂浜のすみに一つだけ
咲いていた花に
いつか消えてゆく
温かな面影を見る
振り返ればいつも 傍にいて見守ってほしいと
もしも打ち明けたら
きっと叶えてくれるよね
どんなときも優しいあなたで
少しだけ不安にもなるけど
私だけに 海のように
見守るひとの場所をくれた
『さよなら』のたった一言だけを
怖れてる小さな心
どうかその長い指を絡ませたまま
笑顔でいようね
海を滑る月影の夜に
『独りで生きられない』
そんな幼い私に笑う
『独りは誰よりも難しくて楽なもの』と
すれ違いや言い合いだって
思い出せば愛しいものになる
別れがいつか近づいても
離れない強さをくれた
戸惑いの中に確かな愛を
涙の傍に優しさを知る
潮騒の歌に包まれたまま
次の季節を待ってる
影は二つ長く交差して
どうしてひとはただ
大切にしたいもの
見つけただけで
強く 弱くなるのかな
願うのは
『さよなら』のたった一言だけで
離れてく
そんな小さな出会いにはしたくないから
今は一緒にいられればいいの
月明かり穏やかな海で
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