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貴方と私と風船と
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作詞 4tune |
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駅前で配っていた宣伝の風船は
手を離すと高く上がっていった
何処に辿り着いたかな
誰の手にあるのかな
分からないけれど 知らなくてもいい
不意に 離れてしまって
貴方は 風船のように
私の 知らない所へと行ってしまった
新しい何かでなくなったものを
綺麗な 綺麗な 昔話に変えてしまって
埋め合わせしようとしたけれど
面白すぎるのは困るし
暗いのはつまらないし
しばらく整理出来ないと思う
貴方がこれいいねと言っていた
私の鉢植えと花のない植物一つ
貴方が世話してたね
一年中緑に着飾ってたね
平凡なのに華やかに 部屋を照らした
私は 世話が下手だから
今は 鉢植えだけ隅で
いつも 変わらずに言う 全部知っていると
新しい何かで空になった中を
真っ白に 真っ白に 掃除してしまって
埋め合わせしようとしたけれど
似ているものは嫌だし
違い過ぎるのも嫌だし
多分代わりは無いと思う
貴方が残していったもの もう返すことは出来なくて
捨てずに置いておくから
負けないくらい新しい 何かを見つけだしたい
夢じゃない
現実を掴み取るから
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