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風船
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作詞 チルコチル |
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それはまるで風船のように
楽しくて嬉しくて幸せでした。
止まることなく
日に日に大きくなっていくこの気持ちを
眺めているのが 好きでした。
ふたり この部屋で
鮮やかな赤を ふくらませたね
後ろも先も見ないで
ただ今この時を 満腹にさせるのに夢中になってた
どこまで大きくなるのかなって 笑いあってた
それはまるで風船のように
悲しくて苦しくて切ないのです。
いつまでたっても
ふくらみ続けるこの気持ちは
いつになったら 消えるのですか?
ふたり この部屋で
鮮やかな赤に 飲みこまれてく
破裂寸前の風船は
もう怖いものでしかなくて 逃れる術も知らなくて
ただその時が来るのを 静かに待ってた
分からないなんて嘘だった
本当は全部知っていた
この針を刺せば 自由になれるって
針を持ったまま動かないのは わたし
ひとり この部屋で
鮮やかな赤に さよならをした
床に散らばる 赤い破片
大きな風船は死にました 空気は外に逃げました
わたしは自由になりました
涙が頬をつたうのは 悲しいからじゃない
きっと嬉しいからです そうでしょ?
そうだと言ってよ 誰か・・・
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