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届かないモノ
作詞 枠未 あずさ
冬の夜の公園、キミは一人
寒い中じっと、只、待ち続けてる
体を温めるために買った缶コーヒー
それさえ、もう熱を奪われて
もうどれぐらい待っているのだろう
時間は無常にも過ぎて行く
公園の前に止まった車
ライトが辺りを眩しく照らし
甲高いクラクションが鳴り響いた

俯いていた顔を上げたキミは
満面の笑顔で車へ走り寄る
窓が開いて1人の男が何か話しかける
キミは車に乗り込んだ

ボクがここにいることさえ、キミは気付かないまま
いつか思いが届く日は来るのだろうか
何もせずにボクは只、見つめているだけ
この公園であの車を待つキミを見つめているだけ・・・

雪の夜の公園、キミは一人
手を息で温めながら待ち続けてる
体を温めるために買った缶コーヒー
その上にさえ雪は降り積もり
公園の前に止まった車
甲高いクラクションが鳴り響いた

空を仰いでいた視線を車に向け
満面の笑顔で車に向かった
窓が開いてあの男が何か話しかける
キミは車に乗り込んだ

ボクが見ていることさえ、キミは気付かないまま
この思いは雪と共に溶けた
何もせずに僕は只、見つめているだけ
公園で車を待つキミを見つめているだけ・・・

キミが待っているこの時間だけでも
キミに近づいてはいけないかな?
キミを怖がらせてしまうかも知れない
その思いが頭を離れない

冬の雪の夜、キミは一人
いつも通りに公園で車を待ってる
いつも通りに車が来た
でも、何かが違う
キミも気付いたみたいだね

いつもなら助手席は空っぽ
あそこはキミの特等席だったはず
でも、今そこには一人の女が座っている

車へ向かうキミ
窓が開いて男が顔を出した
別れを告げた男にキミは笑顔でこう言った
「今まで、ありがとう」

車が走り去った
その間中ずっとキミは笑顔だった

車が見えなくなった
その瞬間、キミは雪の上に泣き崩れた
大声を上げて、雪を涙で溶かしていった

今さら後悔した
何てバカなことをしたんだろう、と

キミに声をかけたい
でも、それは叶わない
だってボクは・・・幽霊なんだ

キミに声をかけたい
でも、それは叶わない
只、只、見つめるしか出来ない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 届かないモノ
公開日 2005/09/21
ジャンル ポップス
カテゴリ 片思い
コメント 一応歌詞の・・・つもりだけど詩に見えなくも無いかも。暗いです。
枠未 あずささんの情報
  • プロフィールは公開されていません













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