|
|
|
中秋の満月の夜
|
作詞 ミカ |
|
窓を開けて夜空を見上げた
吸い込まれそうな満月がそこにはあって
あまりにも綺麗だから
君の声が聴きたくなった
電話番号震える手で一つずつなぞって
両手で握り締め
声を潜んで待ってみた
いつものように眠そうな声で「はい」って言う声期待して
だけど鳴るのは機械音のみ
中秋の満月が
こんなに胸をかきたてるのに
同じものを一緒に見たいのに
場所は違うけど
同じものを感じる事はできるはずだよ
あきらめつかないのが己の定め
そう思って何度もかけた
やっぱり音沙汰聞こえません
ここまでくるとなんだかバカみたいだ
受話器を布団に投げつけて
ちょっとだけ悔し涙がでた
窓の外には明るく輝いている月と星
受話器をもう一度ひろって握り締めた
中秋の満月が
こんなに胸をかきたてるのに
多分君は寝てるんだろうね
場所が違うけど
一人でもこの空を見上げてはくれたかな
ここまでする自分が
どうしようもないほどバカだって分かってるけど
やっぱり本気で怒れないのは
君に嫌われたくないからだよ
|
|
|