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ラストサンキュー
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| 作詞 おかまマカオ |
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「ありがとう」って言葉は
最後に言うセリフと違うのに
なんでおまえは最後の最後まで
下を向かずに俺を見てくれるんだ
俺が起きる前におまえから届くメール
昨日の夜の続きって分かってる
おまえの気持ちなんて一つも気付かず
また今日も 返信できなかった理由を考えている
電話越しで震える小さなおまえの声
なんで泣いてるんだろ 馬鹿みたいだな
とんでもない馬鹿は俺だったのに
おまえは すぐに笑って言い返してきてくれた
「ありがとう」って本当に
言うはずなのは俺なのに
苦笑いで涙ぐむおまえに
俺は「じゃあな」ってなんだよそれ
おまえの誘いをいいわけして行かなかった
本当は笑いあいたかったけど
脆い俺を見せるのがイヤで遠ざけて
それでも お前は俺の手を離さなかったね
なのに別れの言葉は
なんで言えるんだ俺
その辺の感謝の言葉となえて
冷たい男と言われないよう 保険かけていた
「サヨナラ」って言葉を ぶつけて走ればいいハズなのに
おまえは俺にとって嘘の思い出に
「ありがとう」と うなづいた
ベットに入ってみると 何だか近い天井には
笑ってない俺の隣で 楽しそうに笑うお前が浮かんできて
息ができないほどの 手遅れな涙が溢れてきた
涙を拭いた手首だけが 妙に温かくて
流れに身を任せ 季節が変わり始めた頃
廊下でおまえとすれ違った
キレイになったお前がいて
そうか 新しい恋見つけられたんだな
窓からはみ出した空は おまえによく似合う青色をしていた
やっぱりおまえに悲しい顔は似合わない
違う誰かの傍で ずっと笑っていてくれ 笑っていてくれ
「ありがとう」
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