|
|
|
Nothing
|
作詞 沙羅樹 |
|
何もない空に君の泣き顔をみた
目元を横切る白い雲
君の口元が歪む
雲が通りすぎた瞳に滲む涙は鳥になった
君はそこに何をみたのだろう
絶望に続く希望
あるいは
永遠を生み出す刹那
吹きつける風に捲かれ
僕の想いは途切れて海に墜ちた
君の面影が消えていく
後には何もない空が残った
何もない空に君の後ろ姿をみた
背中を切り裂く音速機
君が引き裂かれていく
後には鈍く拡がる航跡雲が黙って残った
君はそこで何をみたのだろう
不穏に潜む平穏
あるいは
無限に連なる有限
死ぬために生きる生命(いのち)
僕の問いはまだ終わってはいない
海の上 それでも鳥はうたう
悲しむな 僕は此処にいる
|
|
|