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葉書
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作詞 沙羅樹 |
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昨夜 あなたの夢を見た
元気そうだね
あの白い仔犬もオトナになって
立秋の日に届いた葉書
ー暑中お見舞い申\し上げます
早朝の犬の散歩が日課になりましたー
宵っ張りのあなたが早起きしてるなんて
時間は確かに流れ続けて
僕の知らないあなたが刻まれていく
あなたを包む時の流れは
静けさの中 希望の色を帯びていく
昨夜 あなたの夢を見た
僕が選んだあの犬の名前
呼んでくれてた
半月かけて紡いだ言葉
ー残暑お見舞い申\し上げます
相変わらずの毎日ですが、引っ越しましたー
書いたまま 机に置きっぱなしの葉書
時間は流れて
次の葉書は宛先不明 あなたへと戻っていく
秋が終われば
あなたと僕を繋ぐものは またひとつ消えていく
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