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AとBの会話17 漫才と音楽の見事な融合(嘘)高校野球解説編
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作詞 神瀬影光 |
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B「今年の夏の甲子園、強豪ひしめく全国大会を勝ち抜いた、たぬき学園ときつね高校の決勝戦が始まろうとしています。実況はわたくしB。実況解説はAさんです。よろしくお願いします」
A「よろしくお願いします。いやぁ本日はいい天気で、絶好の野球日和で何よりですか……?」
B「知らねぇよ!自分で判断しろよ!……Aさんは本日の試合運びをどうご予\想されますか?
A「そうですね、二校とも強豪ですから、もはや事実上の決勝戦と言ってもいいんじゃないでしょうか」
B「いやだから決勝戦なんだよ!話聞いてたのかあんた!……彼らも精一杯練習を積み重ねてこられましたから、両方とも負けたくないでしょうね」
A「そうですね、まぁこんな程度のヤツらがプロになったところで楽天入団止まりでしょうがね……」
B「楽天イーグルズを侮辱すんなよ!選手がんばってるだろうがよ!っつうかその言い草最悪だろ!高校生だってがんばってんだよ!」
A「失礼。しかし、たぬき学園先発の田中君は高校生投手のカリスマと呼ばれている存在ですからね」
B「あ、そうなんですか。それは頼もしい」
A「ええ、そうですとも。彼の散髪テクニックの右に出るものはいません」
B「まんまそっちのカリスマかよ!ただの美容師じゃねぇかよ!たいしたピッチング絶対できねぇよ!」
A「何言ってるんですか!彼は敗戦投手経験ゼロですよ!」
B「そ、それはすごい」
A「勝ったこともないんですよ!」
B「今日初めて投げんのかよ!じゃあやっぱりたいしたことねぇだろ実際!」
♪高校生野球を見てると〜
高校生野球出場校全員を応援したくなります〜
でもうちの高校は〜
野球部がありません〜(実話
A「しかし私はたぬき学園を応援したいですね」
B「それはなぜですか?」
A「散髪代をただにしてもらったので……」
B「お前髪切ってもらったのかよ!最悪だな!完全にエコヒイキじゃねぇかよ!解説者としてそれはまずいだろ絶対!」
A「しかし試合に万が一負けたとき、精一杯がんばった仲間たちと戦えたからいいじゃないかと、声をかけてあげるつもりです」
B「ほう、いいじゃないですか。で、なんと?」
A「ナンバー1より、ロンリー1だと……」
B「みんな一人ぼっちじゃねぇかよ!ナンバー1よりオンリー1だろ!SMAPも形無しだよ!」
A「攻撃場面では、振り逃げでもなんでもいいから、とにかく塁に出ることが先決ですね」
B「なるほど、まずは点を取ることですね」
A「振り逃げは文化ですから……」
B「お前は石田純一か!それを言うなら『不倫は文化』だろ!」
A「どうでもいいけど早く試合終わらないかな、録画した世界柔道帰ってみたいんだよな」
B「お前高校野球に対する愛情ゼロかよ!いい加減にしろ!」
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