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1センチメートル先へ
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作詞 ky |
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放課後の教室に一人 夕日が沈むのを待ってた
誰も居ない静かな時間は 意外にゆっくりと流れるんだ
君を待つのはもう慣れた 一人で居ることに慣れていたから
仕事が終わる頃を見計らって いつもの場所で君を待つ
毎日顔合わせていたとしても 二人っきりの時間がほしいから
遠回りをして家に帰る 誰にも会わないようにと
週一の恒例なんだ 二人きりでの下校
私服に着替えて君と歩く 目立たないようにと
どこにでもいそうな 恋人同士に見えるだろう
休みの日に必ずしも 会えるって程暇じゃない
君と僕にはそれだけの距離が まだあるって気付かされるんだ
それでも少しでも縮めようと 大人ぶるのはもうやめにした
背伸びしたところで 実際は数センチだって伸びてないんだ
自分のペースで歩いていくよ 1センチでも前に踏み出せるように
何度もつまずき転んだって その度に差し出される手に
いつまでも甘えてる訳には いかない年頃なんだ
君は僕のどこを見て 好きになってくれたの
たいした男じゃない ただの将棋バカさ
毎日の生活のリズムの中に 君という存在がいる
それを幸せと思える自分がいる
何度もつまずき転んだとき その度に差し出される手は
優しくて 温かくて 幸せの原材料なんだ
僕は一人で立ち上がるよ 並んで歩けるようにと
その時はもう一度 二人で堂々と歩こう
どこにでもいそうな 恋人同士に見えるだろう
いや 世界一幸せな恋人同士に見えるだろう
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