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重なる場所
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| 作詞 ｋｙ |
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「綺麗になったね」と言ってみる
この場合の正しいウソ\と判断した
あれから何年経ったっけ？
思い出すのさえ もう面倒だ
誰が言い出したのか みんなでまた会おうなんて
懐かしい声を聞く 胸に込み上げてくるものがある
約束の場所へ行く いつも通り自転車に乗って
通い慣れた道を走る まだあったんだあの店
赤信号で止まる まったく車も通らない道で
前と変わっちゃいないな 「赤は止まれだ」
若かったあの頃よりも １０分程遅れて着く
体力が落ちたのかなぁ それともこの重い足取りが
君と会ったら何を話そうか
話したいことは山ほどって程ない
「結構\良い男になっただろ」なんてくだらないセリフ
「綺麗になったね」と言ってみようか
お世辞にもならないだろうけど
相変わらず君は２３だと言い張るんだろうね
玄関をくぐり 靴を履き替え 階段を上る
雰囲気はあの頃のままに 懐かしさを残して
近づくたび近くなる声 顔を当てはめてみる
そもそも君は来ているのかな この複雑な期待感は何だろう
予\定より１時間１０分の遅刻だ ３ヵ年皆勤が泣いてるな
心の準備が必要だった １０年経った今でも
君と会ったら何を話そうか
１０年分の物語でもしようか
たいしたもんじゃない 平凡な日々の積み重ねさ
会いたい気持ちも 時を重ねるごとに薄れてった
僕の隣にはもう君じゃない愛すべき人ができたから
幸せでいてくれたらいいよ これだけはお願いだよ
もちろん僕はそれ以上に 幸せになるけどね
「綺麗になったね」と言ってみる
この場合の正しいウソ\と判断した
それでも１０年経った今でも まだ
相変わらずその笑顔は素敵だよ
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