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捨て猫を見つけたので虐待することにした・・・。
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作詞 悲恋桜 |
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強い雨の降っていた、寒い冬の夜。
雨とドロで薄汚れた汚い猫が、か細い声で「ふにぁぁ」と、僕の足元で泣いた・・・。
そこで僕は、その猫を虐待することにした。
まず、家から大きめのダンボールを持ってきて、猫をその中へ放り込む。
これから虐待できると思うと気持ちが高ぶって、つい早足で家に向かってしまう。
息を荒立てながら家につくと、まず水攻めにすることにした。
風呂場でシャワーを浴びせ、ぬるぬるのボディーソ\ープを体中にこすりつける。
そして隅々までゴシゴシと、時間をかけていじめてやった。
洗い終わったら今度は暖かいタオルで、これまたゴシゴシと水気を拭き取るようにいじめる。
そして急いで近くのコンビニで牛乳を買い、無理矢理のませることにした。
もちろんわざわざぬるくして、だ。
冷たいのなんて飲ませてやるもんか。
そのあと、綺麗になりやがった猫をストーブの近くに寝かせてやり、火あぶりのごとく暖める。
その猫は僕にいたぶられて勘弁したのか、僕の近くに寄ってきて丸くなった。
よほど僕のいじめが効いたのだろう。その猫はすぐにスヤスヤと眠りに付いた。
僕も少しいじめ過ぎた。
とても疲れた気がする。
だが、やはり虐待した後の気持ちはとても快感だ。
心が穏やかになる。
これからも丁寧にいじめてやろう。
そう思って僕は猫が風邪を引かないよう、毛布をかぶせてやった。
夜ももう遅い、この猫をいじめていて時間が経つのを忘れていたようだ。
僕も眠りにつくことにした。
隣には幸せそうに寝息をたてている猫がいる・・・。
カワイイなぁ・・・。
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