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帰宅途中 時々 意想
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作詞 葉 |
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裏道のダンボールハウスをすり抜け家路を辿ってる
天気予\報の言う通り今日は降るなぁ
住人の老人と目が合ったからつい「こんばんは」
しばらく見なかった純粋な笑顔
優しい心だけもっていても幸せにはなれない
そんなの分かってはいるけれど…
錆びれた電気屋さんの小さなブラウン管の中
冷たい声でニュースを流してた
世界の何処かで大きな津波があったらしくて
沢山の命が流されたらしい
訳も無く全て奪われて泣き叫ぶ子供の声
僕はこうして眺めているだけ…
当たり前だと思っていた全ては
見ているだけで想い忘れて
ふいに姿が消えたその時に
すがっていたことにやっと気付くんだ
自由とかここに在るという意味は解らなくても
幸せという感情くらいは解るから
平和とかそうじゃないの区別はつかなくても
笑い会える場所がある それで良いと思うんだ
ベッドで眠った少年に親が許せと叫んでいた
体を強く揺すっても眠りについたまま
よりどころの無い小さな殺意が彼の体をつらぬいた
ただそれだけ ただそれだけで
泣き崩れていく両親の叶いはしない大きな未来
何にもないこの胸に切なく響いた…
くだらないと思っていた全ては
空っぽだと決め付けているだけ
繋いだ手を離したその時に
後悔と悲しみに打たれるんだろう
自由とかここにいるという意味は解らなくても
幸せという感情くらいは解るから
平和とかそうじゃないの区別はつかなくても
微笑み帰る場所がある それで良いと思うんだ
温もりとか悲しみや感謝の気持ちが
何となくそっと 感じられた今だから
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