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ピーターパン・シンドローム
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作詞 長月咲優 |
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ねぇ 去年の今頃
おぼえてる?
お日様のように笑ったこと
夕立のように泣いたこと
となりにいつも居てくれたね
あたしはあの頃
あなの開いたグラスみたい
ミルクをいれても
サイダーをいれても
まぁるく ちぃさい あなから
ちょっとずつ
こぼれちゃって
満たされることがなかったんだ
1年もかかちゃったけど
いま、やっときづいたよ
あなたは最初からわかってたの?
あたしのあたまの上にある空は
あなたのあたまの上でも
おんなじ青でそまっているんだけど
白くてちぃさいあたしのお家
ちょっとおおきいあなたのお家
距離はすこしもかわってないんだけど
なんだか
ちょっとだけ とおくなっちゃったね
なんだか
ちょっとだけ さみしぃよ
あのね
あたしはあの頃
いまよりもだいぶ幼かったけど
いまよりもたくさん
怒ったり
泣いたり
笑ったり
なんでも かんでも
たのしくて
それは
あなたといっしょだったから
もう、もどれないあの頃は
鮮明だけど
どこかあいまいで
あの頃の記憶は
あの頃のあたしは
キラキラ キラキラ
まぶしすぎてよく見えないよ
でもね
おもいだすたびに
ラムネの海におぼれてしまうような幸福感を
全身でかんじることができるんだ
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