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漆黒蝶
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作詞 メイプル☆シロップ |
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真夜中に目が覚めた
辺りは静粛で
まるで夜の海ね、と
一人で呟いた 哀しいセレナーデ
怖がらないで
前をむいて
泣く暇があるなら
涙動力にして飛び立てばいい
黒い空に 黒い羽で
ぁたしは舞うのよ どこまでも
赤い瞳(め)を 青い心を しっかり見開いて さぁ
時計が後ろ走り
太陽が燃え尽きた
考える暇があるなら
空き缶蹴っ飛ばして 落ち着いたらまた拾えばいい
黒い空に 黒い羽で
ぁたしは舞うのよ どこまでも
涙の雫も リン粉に変えて きらきら夜の街へふりまけ さぁ
道に迷ったメロディー達と
未知にためらう漆黒蝶は
ふわふわと彷徨い
やがて朝が見れるときまで…
赤い瞳は その赤い瞳は 泣きはらしたぁたしのよぅ
青い心は 青い心は ずたずたになったぁたしのよぅ
黒い空を 黒い羽で 蝶の命 されど短し
ある木の下(もと) ふらふら落ちる 見上げた夜空は余りに遠い
すりきれた羽 すくい上げて 包んでくれたのはあなたでした
乾いた涙 もう雫はない 無情の瞳は二度と開かない
そしてあなたは
真夜中に走り出した
漆黒の羽をもぎ取り
まるで夜の森だ、と
一人で唄った 虚しいレクイエム
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