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落とし物
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作詞 DDman |
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狭い路地裏を鼠が駆ける
塀の上を悠々と歩く野良猫
吠える番犬 投げかける声
星が降る夜に 気付いた「落とし物」
いつから失くなっていたんだろうか
僕の生まれた街の 夏の夜は
酷く蒸し暑い
うだるような暑さの中で
平凡な笑いを誰もが投げかけてくれていた
その街の姿は 変わってしまった
運命は 自分が信じることで成り立つ
軋む床 ひっそり歩く人々
校舎の渡り廊下も夕暮れに染まったね
美しい湖 水面に映える景色
真っ暗な闇のなかで気付いた「おとしもの」
心を 失くしてしまった
風が拭けば
体を風が突き抜けていくような気がする
涙が出ない
笑いはそこで完全に絶えた
誰かが拾ってくれるのを待っていた
また一つ「落とし物」
勇気を落としてた
探さなきゃ どんなに怪我しても
そこの街角には 何が見える?
蠢く人の心は僕に興味が無いけど
それでも まだ
探さなきゃ 落とし物…
失くしてしまった 心
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