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やっと会えるんだね
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作詞 真広あきな |
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「いつか会えるといいね」
そう言い合っていたあの頃は
キミの街に行く機会なんて
全くないかと思っていた
会いたい思いは募るばかりで
辛く寂しい日々は続いた
「会いに行ってもいい?」
留め切れなかったその思いは
キミの耳に届けられて
返ってくる返事が恐かった
YESの返事を聞いた時には
あまりの嬉しさに心は躍った
朝靄が立ち込める中
人のまばらな駅のホームに
自分は列車を待っていた
土曜の始発でここを去り
キミの街まで4〜5時間
浮かれた気持ちでいっぱいだった
ガタガタ揺れる列車の中
海や富士山を横目で見ながら
キミの姿を思い描いていた
あとちょっとでキミに会える
どんな顔して会えばいいんだろう
そんなことを考えていた
到着したのはお昼過ぎ
あんなに早く家を出たのになんて
思いながらも浮かれに浮かれ
辺りを見回しキミを探した
もしかしたらいないんじゃ?
不安と緊張に躍らされた
「やっと会えたね」
ここまでの不安は何だったんだろう
そんな事を思いながらも
キミの姿に釘付けだった
言葉も出ないほどの緊張に
押し潰されるかとすら感じた
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