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死〜そして愛〜
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作詞 ☆龍紀☆ |
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彼方が逝ってしまってから
もう、3年が経ちました。
あの日の帰り道に約束した事、
忘れたなんて言わせませんよ。
「ずっと一緒に居ようや」
彼方は私にそう言ってくれました。
でも私は意地を張り
「さあね」
と心無しに言いました。
彼方と別れて10分も経ったでしょうか。
突然携帯が鳴りました。
彼方のお母さんでした。
泣きながらお母さんは私に言ったんです。
「あなたの名前を呼んでいます。」
お母さんが教えてくれた病院に向かって
私は訳も分からず走りました。
でもその時、嫌な感じがしたんです。
ごめんなさい…ごめんなさい…
こんな事になるなんて思わなかったの。
私が病院に着いた時
彼方はベッドの上で眠っていました。
顔が…白い布で見えませんでした。
でも近づいて彼方らしき「もの」を見た時、
彼方だとスグに分かりました。
彼方の首元に光る物…
さっき私があげたネックレスです。
ふいに、私は布を退けました。
彼方の頬には涙の跡がありました。
しかし、彼方の体は氷の様に冷たかった。
見ていられなかった。
血だらけの手…
さっきまで私の手を握っていた手…
信じられませんでした。
信じたくありませんでした。
私が悪いんだ…
私があんな事言わなければ…
そんな事を思っていた時でした。
彼方は私の夢の中に突然現れましたね。
そして私に言ってくれました。
「ずっと一緒に居ようや。愛してるよ。」
気付いたら私、泣いていました。
目には見えない彼方の優しさ。
そして、愛。
私は受け取る事が出来ました。
この胸には彼方からの愛と
彼方への愛で溢れています。
伝わっていますか。
彼方を心から愛しています。
最期まで私を思っていてくれてありがとう。
彼方の愛はこの胸の中で、
いつまでもいつまでも
輝き続ける事でしょう。
私の中で彼方は生き続けているのですから。
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